本橋成一氏は、チェルノブイリ(旧ソ連、ウクライナ)原発事故後5年が経った1991年から当地に通い、被災後においてもなお「ふるさと」に住み続ける村の人々を撮り続け、2本の映画と3冊の写真集を発表し、国内外において高い評価を得ました。
映画『アレクセイと泉』は、2002年第52回ベルリン国際映画祭でベルリナー新聞賞・国際シネクラブ賞を受賞したことに続き、同年の第12回サンクトペテルブルグ映画祭では、グランプリであるケンタウルス金賞を受賞しました。この映画祭をきっかけに、現地での写真展開催への期待が高まり、ロシア国立図書館の招喚により本展は実現しました。
チェルノブイリ3部作である『無限抱擁』、『ナージャの村』、『アレクセイと泉』から代表作品70点、合わせて、2003年から1年間に渡り毎日新聞日曜版に連載された『生命の旋律』シリーズ30点が初めてロシアで紹介されました。また、映画『アレクセイと泉』も展覧会場に併設されたホールにて同時上映されました。
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[会期・会場]
2004年5月30日~6月27日
サンクトペテルブルクロシア国立図書館ギャラリー
主催:サンクトペテルブルグロシア
国立図書館ギャラリー
後援:外務省、駐日ロシア大使館、
毎日新聞社
企画協力:株式会社アートインプレッション
ポレポレタイムス社
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