大戦間の平和な時代、パリには世界各地から芸術家が集まり、美術や文学、演劇、音楽、あるいは写真、モードにいたる様々な分野で新しい文化が花咲きました。それは、後にフォル・エポック(狂騒の時代)として伝説的に語られるほど華やかなものでした。
当時の芸術は、シャガールやキスリングなど外国人を中心としたエコール・ド・パリの時代として知られています。ところが実際には、戦前に生まれた素朴派や抽象主義、フォーヴィスム、キュビスム、戦中のダダイスム、戦後のシュルレアリスムなど、20世紀を彩る多様な動向も渾然一体となって渦巻いていました。
本展は、エコール・ド・パリを核としながら、このように多彩な顔を持つパリの20年代の美術を横断的に見てみようという企画です。ジュネーヴのプティ・パレ美術館から全面的な協力を得て、これまで日本では未紹介の作家の作品も含む60点余りの作品が出品されました。
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【会期・会場】
2000年7月2日~8月11日
北海道立函館美術館
主催:北海道立函館美術館、北海道新聞社
2000年8月15日~8月27日
日本橋三越本店7階ギャラリー
主催:産経新聞社
2000年9月1日~10月1日
秋田市立千秋美術館
主催:秋田市立千秋美術館、AKT秋田テレビ
2000年10月7日~11月5日
明石市立文化博物館
主催:明石市立文化博物館、神戸新聞社
2000年11月18日~2001年1月31日
北海道立釧路芸術館
主催:北海道立釧路芸術館、北海道新聞社
2001年2月14日~2月20日
大丸ミュージアムKYOTO
主催:京都新聞社
[全会場共通]
後援:スイス大使館、フランス大使館
協力:日本航空
企画協力:ジュネーヴ プティ・パレ美術館、
株式会社アートプランニングレイ
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