20世紀を震撼させた1917年のロシア革命は、政治・経済のみならず生活・社会・文化のすべての領域を巻き込んだ革命であり、その波は芸術にも及びました。革命的状況の下で、芸術を社会変革のために応用する作家たちも現れました。1920年代に入って明確な姿をとる「構成主義」と呼ばれる芸術運動は、芸術と社会の結びつきを目指し、革命ロシアの前衛芸術運動の強力な推進力となりました。ロトチェンコ、ステパーノヴァなどの構成主義者たちは、
その手法をポスターや印刷物、写真、映画や舞台芸術、家具やインテリア、建築物などの造形領域に広げて展開し、革命から新社会建設に、向かう流動的で活気に満ちた時代を象徴する斬新なデザインを社会に浸透させていきました。
本展は、サンクトペテルブルクのロシア国立図書館と共同で企画され、同図書館に所蔵されている貴重なポスター作品、書籍等、初公開の作品を多数含む総数181点が展示されました。
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[会期・会場]
2003年2月15日~4月6日
川崎市市民ミュージアム
主催:川崎市市民ミュージアム
2003年5月14日~6月22日
山形美術館
主催:山形美術館、山形新聞、
山形放送、山形テレビ
共催:山形県
2004年1月6日~2月15日
浜松市美術館
主催:浜松市美術館、中日新聞東海本社
2004年4月6日~5月16日
新潟市美術館
主催:新潟市美術館
[全会場共通]
後援:ロシア連邦大使館
協力:ルフトハンザドイツ航空、
ルフトハンザ カーゴAG
企画協力:株式会社アートインプレッション
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