東京外国語大学の2014年「V4+日本」交流年事業実行委員会及び国際日本研究センターが、ポーランドの古都クラクフにある日本美術技術博物館manggha開館20周年を記念したポスター展です。博物館の愛称であるmangghaは、博物館のパトロンである日本美術収集家フェリクス・ヤシェンスキ(1861-1929)が、自分のコレクションの中でも特に気に入っていた『北斎漫画』にちなんでつけた雅号に由来します。本展では日本との交流の拠点として、ポーランドはもとより中東欧における中心的存在として認知されている日本美術技術博物館mangghaで開催された日本関連の様々な企画や催しのポスターの中から厳選された40点を展示することで、この博物館の20年の歴史を振り返ります。
日本美術技術博物館manggha 1994年11月30日にポーランドの古都クラクフに開館。 設立者は「地下水道」「灰とダイヤモンド」などの作品で知られる世界的映画監督アンジェイ・ワイダ氏です。
戦時中、画家を目指していたワイダ氏は熱心な日本美術収集家であったフェリクス・ヤシェンスキのコレクションを展示する美術館を作る夢を抱き、1987年に「京都賞」を受賞したワイダ監督がその賞金を全額費やしてその夢を実現することになるのです。彼の熱意に心打たれたポーランド及び日本両国総計13万人以上にのぼる人々の募金に日本政府や民間企業からも出資が集まり、磯崎新氏の設計によるこの建物が開館となりました。博物館としての機能だけでなく様々な企画が催される総合文化施設として様々なテーマについてイベントが開催されています。
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[会期・会場]
2014年10月15日~11月14日
東京外国語大学
主催:東京外国語大学2014年「V4+日本」交流年事業実行委員会、東京外国語大学国際日本研究センター
共催:EUIJ東京コンソーシアム ポーランド広報文化センター
協力:日本美術技術博物館、京都クラクフ基金
企画協力:アートインプレッション
展示構成:吉野弘建築設計事務所
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