コーポレートアート展は、1991年にコーポレートアート展推進協議会が中心となり、東京都庭園美術館で開催されました。その後、1994年の第2回からは会場をBunkamuraザ・ミュージアムに移し、ヨーロッパ近代絵画を展覧、そして長野オリンピック冬季競技大会の文化・芸術祭プログラムとして1997年に第3回が開催されました。これまで、海外を含めた約50社の企業が所蔵する美術品を堪能することができる絶好の機会として、美術ファンの大きな支持のもと開催されて参りました。
コーポレートアートとは、企業が収集した美術品を指します。企業がこのような活動を行う目的は、文化資本の蓄積に寄与すること。また。その所蔵品を一般に公開することにより、文化や教育の向上に寄与するという二つの大きな社会的意義にあります。欧米では、企業が美術品を収集し、芸術家や美術館を支援することが、企業の社会活動として広く認知されています。
第4回であった本展では、吉野石膏株式会社が100年もの歳月をかけて収集した珠玉の名品が一堂に展覧されました。ミレー、ドガ、ピサロから、モネ、ルノワールら印象派の作品を中心に、ピカソ、シャガールまで、約100点で構成されたフランス近代絵画の展開を紹介致しました。
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[会期・会場]
2001年11月10日~12月24日
Bunkamura ザ・ミュージアム
主催:TBS、東急百貨店、朝日新聞社、
コーポレート・アート・コレクション展推進協議会
運営:Bunkamura
後援:文化庁、TBSラジオ&コミュニケーションズ
2002年1月30日~2月17日
大丸ミュージアム・梅田
主催:毎日放送、
コーポレート・アート・コレクション展推進協議会
後援:文化庁、毎日新聞社
[全会場共通]
協賛:東京海上火災保険、三井住友海上火災保険
協力:ヤマト運輸
特別協力:吉野石膏株式会社
展覧会図録編集:株式会社アートインプレッション
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